他の美大にはない!ムサビ油絵学科の授業の特徴

油画科のこと

どうも、@Shunです!

 

美大と言えば、
最難関と言われる藝大、
それに次いでムサビ、タマビ、造形大、女子美といった、
東京五美大が挙げられると思います。

それぞれの大学ごとに、
特色のある授業が展開されているので、
自分が学びたいことが学べる大学がどこなのかを、
事前に知っておくことが大切です。

 

そこで今回は、
僕が通っているムサビ油絵科の
授業や全体的な特徴について
詳しく話していきたいと思います。

 

写実絵画や、古典技法のスペシャリストが教授陣に!

ムサビの油絵科にはどんな教授がいるの?
というところだと思いますが、
やっぱり自分がどんな教授に教えてもらうか
っていうのは大切なことですよね。

自分が学びたいことについて
知っている教授がいなければ、
何のためにその大学に行ったのか
分からなくなってしまうからです。

 

ムサビでは特に、
より専門的な古典技法が学べるというのが特徴で、
その中でもテンペラや、混合技法の授業が必修であります。

これを教えてくれるのが「川口起美雄」教授で、
北方ルネサンスやイタリアルネサンスの混合技法を中心に、
古典技法について専門的に教えてくれます。

ここまで専門的に学べるのはムサビの油絵科だけで、
東京藝大の人が古典技法を学びたくて
ムサビに編入してくるくらいなので、
この分野に関してはムサビの方がスゴイのかなと。

 

他の大学と比較して、
有名な写実画家が教授・講師に多いことも特徴の一つです。

・諏訪敦(すわあつし)さん

・小尾修(おびおさむ)さん

・塩谷亮さん

といった現代の写実画家を代表する方たちが、
ムサビの教授または講師としているため、
自分も写実絵画を描きたい!と思っている人は、
めちゃくちゃ最高の環境です。

(※著作権上、上記の教授たちの絵を乗せることは出来ないので、
絵が気になる方は是非、教授のホームページを訪れてみてください。)

 

僕自身ムサビに入るまでは、
画家についての知識がそこまでなかったので、

えっ、そんなスゴイ人がムサビの教授にいるの??

ということを友達から教えてもらって、
かなり衝撃を受けました。笑

今思うとこんなスゴイ人から、
教えてもらえること考えると、
ムサビを選んで良かったなと思います。

 

1・2年次は選択授業がメイン!

油絵科の授業は1年が全7期に分けられていて、
1期ごとにいくつかの授業の中から、
受けたい授業を選択する形になっています。

数は毎回変わりますが、
だいたい3~7種類の授業の中から
自分が受けたい授業を選べます。

また、人気の授業は倍率が高くなるため、
抽選によって決められることになり、
外れた場合は第2希望以降の授業を受けることになります。

人体モデルを描く授業もあれば、
ムサビをマッピングして、
そこから作品を構想するといった
予備校では出ないような課題もあるので、
これまでの自分に無かった新たな何かを
発見することもあります。

 

中には必修になっている授業もあって、
単位を取らないと卒業することが出来ません。

その中には共通彫塑という授業があって、
自分の頭をモデルに自彫像を作るんですが、
これがめちゃくちゃ辛いと生徒の間で有名です。

実際に授業が近くなるとこの話題でかなり
ザワついてました。笑

僕は木彫だったので、
大きな丸太からノコギリとノミを使って
自彫像を作ったんですが、
想像以上に力を使うため、
腕がパンパンになったりして
色々と大変でしたが、
終わった後の達成感はスゴかったです。

共通彫塑で使用する素材は、
木だったり、石膏だったり、
コンクリートだったりと毎年変わるので、
皆さんのときは何になるか分かりません、、、

 

全体的な授業の内容としては、
しっかり絵を描く授業もありつつ、
選択肢の中には絵を描く以外の
立体や映像を制作するような、
現代美術寄りの授業もたくさんあります。

予備校では基本的に絵しか描かないし、
油絵科って絵しか描かないと思われがちですが、
大学は絵以外にも、様々な媒体での表現手法を
学ぶことが出来ますよ!

 

他学科の授業も受けられる!

油絵科の選択授業では、
他学科の授業も選択することができ、
デザイン科や版画科、
日本画科などの授業を受けられます。

僕自身、油絵科にはいるものの、
デザインについても興味があったので、
他学科の授業を受けられるのは、
かなり良いポイントでした。

 

ちなみにデザインの授業は必修なので、
全員必ずやることになります。

内容はリーフレットの作成したり、
コーヒーカップをデザインしたりなど、
PCを使って作業することもあるので、
自分のものを持っていれば家でも作業できるので、
便利かなと思います。

 

しかし、いくら他学科の授業が取れるとは言っても、
7期全て違う学科の授業が受けられるわけではなく、
7期あるうちの2~3期分ほどしか取れません。

なので、油絵科に入ったけど、
デザインの授業をもっと受けたいと思う場合、
実技ではなく座学の選択授業の方に
情報表現というものがあるので、
そちらを選択すると良いです。

 

3年次はAコース、Bコースに分かれる

これは美大の中でもムサビだけの特徴で、
3年生に上がるとAコースとBコースに分かれ、
より学んでいきたいことを絞れるようになります。

ちなみにAとBの違いは、
教授によっても差があるという方もいれば、
あまり差がないという方もいるので、
あくまでも参考程度に特徴を話していきます。

 

Aコースの特徴は、
純粋に絵を描きたい人が多く集まり、
複数の教授がローテーションをしながら
指導してくれるという形になっているので、
一人からではなく、複数人からの意見を貰いたいという
人に向いています。

考え方の特徴としては、
とりあえず何か表現したいものがあれば描いてみて、
そこから意味を見出すというところです。

絵画という分野について、
専門的に学び、極めていくことが出来るのも、
Aコースの大きな特徴だと言えますね。

 

次にBコースの特徴ですが、
現代美術を学んでいきたい人が多く集まり、
絵画だけでなく映像、立体といった、
様々な表現媒体を使用して
作品を作りたいという方に向いています。

考え方の特徴としては、
生徒それぞれが持っている様々な考え方に対して、
教授も同じ視点から意見を出してくれることです。

課題ごとに1人の教授の下で学んでいくので、
自分が選んだ教授と様々な意見交換を通じて、
作品を制作していくのもBコースの特徴です。

 

3年になれば全員が20歳を超えるということもあり、
課題が終わるごとに飲み会をやるそうです。

そこでは教授という立場からではなく、
一人の作家としての考え方や意見を聞けるらしいので、
結構楽しみです!笑

 

授業内容に関しては、
まだ詳しく話すことが出来ませんが、
4月から授業が始まるので、
後日記事にしたいと思います。

 

4年次は自分で選んだ教授のもとで学ぶ(ゼミ形式)

4年生に上がるとゼミ形式になり、
自分で選んだ一人の教授の下で学んでいきます。

これに関してもまだ詳しいことは話せないので、
4年に上がってある程度分かり次第、
また記事にしますね。

 

絵画組成の授業がある

これも古典技法研究に力を入れている
ムサビだからこそある授業で、
絵画は物質から成り立っているという観点から行われる授業です。

内容は古典技法についての講義や、
粉の状態から絵具を作ったり、
エマルジョンという下地作りや、
キャンバスを作ったりなど、
様々な実習があります。

 

この授業は絵画組成室という場所で行うんですが、
ここではリンシードオイルや、
テレピンがめちゃくちゃ安く購入できるんです!

普通に店で買うと500mlで1500円くらいすると思うんですが、
絵画組成室で同じ量を買っても、
大体800円くらいなので、
かなりお得な値段で買うことが出来ます。

それに、普通に買ったら
1~2万円も掛かるサイズのキャンバスも、
絵画組成室なら半額以下で作ることが出来ます。

油絵を描くとなると、
どうしても画材代が掛かってしまいますが、
これならお財布にも優しいので、
たくさん絵を描きたいと思っている人には
とてもオススメできます。

 

絵画組成室の利用は
ムサビの油絵生以外は禁止されていますが、
以前生徒を装って買いに来た、
他美大生がいたらしいので、
相当安く買えるってことです。笑

 

大きな図書館には様々な画集が揃っている!

これは授業の特徴ではないんですが、
ムサビの図書館には世界中から集められた画集があります。

観たい画集があれば図書館に行けばすぐに観れるし、
探している画集は大抵見つかります。

画集以外にも、
写真集なども豊富に揃っているので、
絵を描くときの参考資料として使えるので、
めちゃくちゃ便利です!

 

図書館についての詳しい記事は、
こちらの記事で書いているので、
気になる方は読んでみてください!

ムサビの図書館がマジ半端ない!【武蔵野美術大学】図書館・イメージライブラリ―の紹介
どうも!@Shunです。 今回はムサビの図書館がマジ半端ない!ということで、 図書館とイメージライブラリーについて紹介していきます。 外観・内観の特徴 これが外から見た感じ。↑ 外観はガラス張りになっていて、 デザインも凄くカッコイイですね。 ...

 

最後に

今回はムサビ油絵科の特徴について話してきましたが、
いかがだったでしょうか?

 

ムサビって、教授陣に現代を代表するような写実画家の人がいたり、
古典技法のスペシャリストの人がいたり、
絵画組成の授業があったりと、
ムサビでしか受けることが出来ない授業というのが、
たくさんあるのが特徴です。

だから、ムサビにしか興味がなくて、
ムサビ1本で受験をしたという人もいます。

 

何かと藝大と比較されることが多いですが、
ムサビにはムサビにしかない良さがたくさんあるので、
もし迷っている方がいたら、
オープンキャンパスや芸祭に足を運んでもらって、
大学の説明や雰囲気をつかんでいただけたらと思います。

 

 

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