デッサンは面の描き方で変わる!美大生が教える丁寧に描くためのコツ

デッサンのコツ

どうも、@Shunです!

 

先日、Twitterのフォロワーさんから

「デッサンで面を塗るとき、
どうしても雑になってしまうので、
丁寧に塗るコツを教えてください。」

というメッセージを頂きました。

 

僕としてもこのようにメッセージを
頂けるのは凄く嬉しいです!

どんな些細な質問でも構いませんので、
メッセージお待ちしております。

 

今回はこの質問に答えていく形で
コツを紹介していきたいと思います!

 

デッサンで面を丁寧に描くコツは6つ!

 

面を丁寧に描くコツは大きく分けて6つあって、
その中でも「考え方」と「技術」の2つに分けて
解説していきます。

 

【考え方】

・塗るのではなく、面の質感を描くという意識をもつ

・最低でも3方向以上のタッチを入れる

・明度の違いを読み取り、さらに細かい面を見つける

【技術】

・鉛筆を寝かせる、立たせる部分の使い分け

・筆圧に強弱をつけて面の粗さを調節する

・手首や指先の動きを使って描く

 

というわけで、
さっそく順番に詳しい解説をしていきたいと思います!

 

1.塗るのではなく、面の質感を描く!

まず一つ目のコツですが、
面を「ぬる」という考えを捨てて、
面の「質感」を描くという考え方に変えましょう。

 

ではなぜ「ぬる」という考えがダメなのかというと、
どうしても作業的になってしまうからです。

 

この「ぬる」という考え方でモチーフを捉えてしまうと、
どうしても単調で雑な面になってしまうので、
「質感」というモチーフの表面に存在する情報を
取り入れてあげることが大切になります。

 

分かりやすいものとして、
皆さんよくご存じの
「ぬり絵」を例に挙げて解説します。

 

ぬり絵というのは、
あらかじめ輪郭線で区切られた面を、
色鉛筆やクレヨンなどを使って、
色で塗りつぶしていくものですよね。

区切られた面は基本的に単色でぬられ、
質感も捉えていないので、
面の情報量はとても少なくなってしまいます。

 

このように、デッサンで面を描くときに
「ぬる」作業をしてしまうと、
単調で雑に描かれた面に見える原因になります。

そのため、しっかりと「モチーフの面の質感を捉える」
という意識を持つことが大切です。

 

質感を捉えるためのワンポイント!

「モチーフの面に鉛筆の先が実際に触れているという感覚を意識して質感を読み取る!」

 

例えばモチーフが果物だとすると、
視覚から得られる形や色という情報だけでなく、
匂いや味、触ったときの感触や、
皮を剥いたときに聞こえてくる音など、
視覚だけでは思いつかないインスピレーションが
沸いてきたりしますよね。

なので、モチーフを観察するときは、
視覚だけに頼らず、嗅覚・触覚・聴覚・味覚も使って観察しましょう!

 

質感の種類!

・スベスベ・ザラザラ・デコボコ
・ツルツル・フワフワ・ツヤツヤ
・水面・金属光沢・木目・肌・毛

などなど、質感には様々な種類があるので、
これらの違いを再現できるようにしておきましょう!

 

2.最低でも3方向以上のタッチを加える

 

僕たちがいる3次元空間は、
(縦・横・奥行)座標軸があるので、
面を描くときにもこれを意識すると良いです。

ただ、縦・横・奥行の3つだけだと、
ただの立方体になってしまうので、
いろんな角度のタッチを入れることを意識しましょう。

 

特に、人物の顔のように曲面が多いモチーフを描くときは、
自分に対して面がどの方向を向いているかを
しっかりと把握することで、
より立体的な面を描くことができます。

 

とはいっても、やろうとすると結構難しいので、
モチーフを色々な角度から観察して、
構造を理解して描くことから始めると良いです。

ある程度描けるようになってくると、
自然と3Dモデルを頭の中でイメージ出来るようになるので、
そこを目標にして様々なモチーフを描く練習をしてみましょう。

 

3.明度の差を読み取り、さらに細かい面を見つける

 

僕たちが視覚で面を認識しているのは、
モチーフに光が当たって陰ができ、
それによって明度の差が生まれているからです。

なので、この明度の差をどれくらい読み取れるかが、
丁寧か雑かを決めるカギとなってきます。

 

例えば人物の肌を描く際に、
おでこを1つの大きな面と捉えてしまうと、
明度が1段階だけになるので、
かなり単調で雑な面に見えてしまうんですよ。

 

じゃあどうすれば良いのかというと、
「微妙な明度の差を読み取れる力をつけ、
さらに細かい面を捉えていく」
ということになります。

 

先ほど同様におでこを描くとすると、
眉毛の上は少しもり上がっているので、
少し明度を高くする。

頭の側面へと繋がる左右のキワの部分は、
正面から見ると奥に向かっているので、
明度を低くする。

髪の毛の生え際の部分は、
人によっては前髪の影が落ちて
明度が低くなる。

髪を上げているなら、
生え際の部分はより光が当たることが多いので、
ハイライトを入れてみる。

 

などなど、ザっと挙げただけでも4段階は作れますね。

 

ですが、これでもまだ足りないし、
モデルさんやモチーフによって
かなり構造が違うので、
たくさん描いて身に付けていきましょう!

 

 

次は技術面の解説になるんですが、
これらが出来るようになると、
面の質感を表現するためのバリエーションを増やせます。

それに加えて、面が雑か丁寧かに分かれる
重要なポイントでもあるので、
しっかりと技術面もマスターしていきましょう。

 

4.鉛筆の先を寝かせる・立たせる部分を使い分ける

面を描くときは鉛筆を寝かせがちですが、
全部寝かせて描いてしまうと、
単調な面になる原因になります。

 

例えばモチーフがスポンジだとしましょう。

表面の質感は少し穴が空いていて、
ボコボコしているので、
まずは鉛筆を寝かせて大きな面を捉え、
その後、鉛筆を立てて細かな質感を追っていく、
というのが一般的な描き方です。

 

しかし、すべて鉛筆を寝かせた状態で描いてしまうと、
絹豆腐を描いているかのように、
滑らかな面になってしまいます。

その結果、モチーフの質感と全然違くない?となり、
雑な面と認識されてしまうんですね、、、

 

なので、鉛筆を立てて描く部分と
寝かせて描く部分を、
上手く使い分ける技術を身に付けましょう!

そうすることで、
モチーフの特徴に沿った面を
描くことが出来るようになります。

 

筆圧に強弱をつける

 

筆圧を強くすればタッチが残り、
弱くすれば残らなくなる。

というのは皆さんご存知だと思いますが、
これ意外とマスターしていない場合が多いんですよ、、、

 

いやいや、筆圧に強弱つけるくらい誰でも出来るよ!
と思われたかもしれません。

ですが、今回注目して欲しいポイントは、
「筆圧のレベルを何段階つくれるか」

というところです。

 

 

この図を見てください。

※筆圧の参考画像のため全て2Bの鉛筆で描いています。

 

これは極端な例ですが、
筆圧を5段階付けた図と
10段階つけた図を見比べてみると、
多い方がより滑らかな表現をすることが出来ていますよね。

 

筆圧レベルのコントロールは、
デッサンをするうえで明度の調整や、
質感を表現するために欠かせない
非常に重要な技術です。

そのため、自分が何段階までの
筆圧レベルを持っているのかを把握して、
その段階を出来るだけ増やしていくことが
上達のカギになってきます。

 

筆圧を自在にコントロールできるようになると、
幅広くより自由な表現が可能になるので、
基本ですがしっかりと鍛えてくださいね!

 

6.手首や指先の動きを使って描く

 

最後に6つ目のコツですが、
美大受験では特に重要なスキルになるので、
受験生の方は要チェックです。

 

皆さんご存知のとおり、
美大の入試デッサンでは木炭紙サイズという、
大きな紙に描くことにありますよね。

 

これだと小さな紙に描くときとは違って、
肩やヒジのストロークで大きく鉛筆を動かすことが増えるため、
繊細なタッチが出来ず、
広い面を丁寧に描くことが難しくなってしまうんですよ、、、

 

そのため手首のスナップを使ったり、
指先の動きを使ったりなど、
小さく鉛筆を動かすことも大切です。

ただ、すべての面を
手首や指先の動きだけで描こうとすると、
時間がかかるのはもちろん、
単調と言われる原因になるので要注意ですね。

 

なので、大きなストロークと
小さなストロークのバランスを取ることが大切です。

 

まとめ

 

今回は面を丁寧に描くコツについて
解説してきましたが、
いかがだったでしょうか。

 

最後にもう一度おさらいしていきましょう!

 

面はぬるのではなく、質感を描く

 

「ぬる」という考え方だと作業的になってしまうため、
面の「質感を描く」という考え方に変える。

 

2.最低でも3方向以上のタッチを入れる

 

・x・y・zの空間軸の概念を用いて、
最低でも3方向以上のタッチを入れる。

しかし、3方向だけだと立方体になってしまうので、
様々な角度のタッチを入れるようにする。

 

3.明度の違いを読み取り、さらに細かい面を見つける

 

面は明度の差によって認識しているため、
微妙な差を読み取れる力をつけて、
さらに細かい面を捉えて描く!

 

4.鉛筆を寝かせる、立たせる部分を使い分ける

 

全て鉛筆を寝かせて描いてしまうと、
質感が同じになってしまうので、
寝かせる部分と立たせる部分を
上手く使い分けて、
モチーフの特徴に沿った質感を描く!

 

5.筆圧に強弱をつける

 

筆圧のコントロールはデッサンをするうえで
非常に重要な技術なので、
自分の筆圧レベルを増やしていく!

 

6.手首や指先の動きを使って描く

 

肩やヒジの大きなストロークだけでなく、
手首や指先の小さなストロークを使うようにする。

ただ、すべて小さなストロークだと、
単調な面になってしまうので、
バランスを取ることも大切!

 

 

という感じでコツに関しては以上となりますが、
今回紹介したものを一度に身につけようとする必要は全くありません。

1つずつコツをクリアしていった方が、
効率的に上達することが出来るので、
まずは1つに絞って練習をしてみて下さい!

 

あと、予備校の課題形式で描いていると、
6時間という短い時間に終わらせることが出来ず、
どうしても中途半端になりがちです。

たしかに、手を抜かなければいけない部分もありますが、
上手く描けないうちからそれをやってしまうと、
上達の妨げに繋がってきます。

 

なので、描き終わらないことに焦る気持ちを抑えて、
最初は時間を無視してでも、
技術を身に付けることをオススメします。

 

それは今回は以上となります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ではまた次回の記事で!

 

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